先日のバツグンのサウンドサポートに続いて、RobizaさんがドギューンやV-Vなどのサウンドも追加しました。ページはイタリア語なのでHazeが訳してあります。今回はさらにそれを日本語にしようというわけです。
バツグンは暗号化されていなかったので、AWJさんがCPUコアの必要機能を追加するとすぐに動きだしましたが、ナックルバッシュ、ドギューン、V-V、フィグゼイトはすべて暗号化されているのでさらに作業が必要でした。
Robizaさんによると、ナックルバッシュのサウンドCPUプログラムはバツグンのものに比べて、暗号化されていることをのぞけばとても似ていたため、まずその解読から取り掛かりました。これはすぐに見つかり、ドギューンとV-Vでも復号化テーブルが全く同じなのがわかったそうです。
このおかげで3タイトル同時に作業ができるようになり、起動時にサウンドCPUもブートさせるようにしました(サウンドCPUはメインCPUとハンドシェイクして、ゲームの起動前にDIPスイッチ情報を渡します)。
初期の段階では、復号化テーブルの命令が一部間違っていたため音に不具合がありましたが、これはすでに解決しています。
フィグゼイトのCPU用復号化テーブルは違うものを使っていましたが、Robizaさんがサウンドプログラム自体はドギューンのものとかなり近いことに気づき、現在約6割まで解読されたようです。ただし、今のところまだ起動しません。フィグゼイトではDIPスイッチではなくEEPROMを使っていて、背景データもプロテクトされています。