オフィシャルMAME 0.288が出ました。 開発方針変更後最初のリリースとなっています。
今日 MAME 0.288 をリリースできることは誉れであります。以前にもお知らせしましたが、念の為に改めてお伝えするものとしまして、C++20への移行、および開発ツールやOS要件の引き上げを行っております。Windows ユーザにおかれましては、Windows 10 以降の最新版が必要です。また、Windows x64版リリースのコンパイル環境を clang に変更、UCRT および libc++ ライブラリを使うようになっています。これにより、Windows x64 版と Arm64 版の動作の違いがさらに解消されました。さらに、今回の新ラインタイムライブラリでは、Windows Arm64 版のデバッガ使用時に速度が大きく落ちる現象が修正されているもの利点といえます。
今リリースにおいて、MAME のユーザーインターフェースにもいくつかの目立った変更がされています。最も大きなものは、多くの選択肢において、デフォルト値や継承された値に設定されているにときの表示色を目立たない色に変更したことです。この挙動は、以前の入力割り当てメニューの動作とは逆の挙動です。さらに、マウントしたメディアの操作メニューの動作は少し違っていて、以前より直感的になったはずです。さらに、メニューの処理方法についても追加設定がいくつかあります(「Miscellaneous Options」メニューで確認するか、ui.iniで変更してください)。はたまた、MAME の INI ファイル設定の読み込み方法にも少し変更がありますが、ほとんどのユーザーには違いが分からないはずです。
前回のリリースから2ヶ月が経っているので、変更点が多くあります。まずはコナミの「ギャラクティックウォーリアーズ」「RF2」のレアなバブルシステム版がダ吸い出されています。タイトー「ガンバスター」でネットワーク経由のリンクプレイデスマッチモードに対応しています。ソニーのホームコンピュータ「SMC-777」では、多くのソフトウェアをディスクから実行できるようになっています。さらに、クラシックなシンセサイザー好きマンなら、Sequential Circuits Prophet 5 が動作可能になったことに歓喜するかもです。
コンピュータのエミュレーションではこの2ヶ月で大きな出来事がありました。Epson QX-10、HP-98x6、GRiD Compass でメディアオプションの追加に、Spectrum Next での小さな変更多数、Apple II ファミリーと一部クローン機に影響があった問題点がいろいろ修正されています。また、Research Machines 380Z で、デバッガでのステップ実行が可能になりました。Canon X-07 のサウンド出力、動作ソフトの追加もあります。Macintosh II 以降のモデルではサウンドチップの動作が改善されました。
その他の今回の作業内容や、動作可能になったレアなアーケードゲームなどについては、 whatsnew.txt ファイル でチェックできます。ソースコードや 64 ビット Windows バイナリパッケージはダウンロードページから入手可能です。

