オフィシャルMAME 0.270が出ています。
MAME 0.270 のリリース準備が整いました。9月は MAME の幅広いエリアで多くの作業がされています。まず、大変興味深いもののひとつが「ズーマー」というPDAです。カシオ製で複数のブランド名で販売されました。この PDA は MS-DOS 3.3、GEOS 2.0、PenRight ユーザインタフェースが動作します。これは Palm Computing 開発のソフトを搭載する最初の PDA です。そのほかのエキゾチックなシステムには、ソニー NWS-3270 ワークステーションや、Marion Systems とモトローラ独自の 68000 開発ボードがあるでしょう。
1980年代の日本のホームコンピュータマーケットを垣間見ることができる、日立ベーシックマスターJr. が動作するようになりました。1990年代中盤にセガや任天堂に対抗しようとした UMC による Super A'Can が以前よりかなり改善していますが、まだ動作可能な状態とはいえませんが、グラフィックやサウンド系の問題がかなり対応され、バッテリバックアップカセットもサポートされました。Apple II の入力機器がさらに追加。また、ハードセクタフロッピフォーマットのサポートにより、S-100 時代のコンピュータストレージの選択肢が広がりました。
IGS027A CPUの解析や内部プログラムの吸い出し作業が次第に報われつつあります。IGS製のスロットやマージャンゲームが多数プレイ可能になりました。このようなゲームファンが、破産の心配なく自宅で快適にプレイできるようになっています。
ここでカバーできるのはこの辺までですが、 whatsnew.txt ファイルではエキサイティングな(そして平凡な)開発のお話を読むことができます。また、いつものようにダウンロードページからソースコードと 64ビット Windows バイナリパッケージを入手できます。