バツグンの音が出る

Hazeタンページで取り上げられてますが、Alex JacksonさんによりバツグンのBGMが鳴るようになりました。ついに来た感じです。

AWJ(Alex Jackson)氏がNEC V20/V30コアにV25/V35拡張機能を追加しました。

この機能(タイマ、メモリマップレジスタバンキング、カスタム割り込みコントローラ)は一部の東亜プラン製ゲームで使われていて、今回これを実装することでバツグンの音が完全に出るようになりました。

バツグンはサウンドコードが暗号化されていないので、動かすのは一番簡単です。

V-V、フィグゼイト、ナックルバッシュ、ドギューンでも、このサウンドコードが完全に復号化されたことで追い風になっていくと思われ、プログラムの解析は時間の問題です。

残りの東亜プランゲーム(テキパキ、ヴィマナ、飛翔鮫、ゴークス、フーピーの日本版)はサウンドMCUを腑分けしなければいけないので、金銭的な支援が必要となるでしょう。

あと興味深いところでは、

* 2000年3月12日: Quench氏が「ゴークス」「V-V」「ドギューン」「バツグン」についてToaplan2ドライバを追加。
* 0.139u3: David Haywood氏、「バツグン」の間違ったVDPミキシングを修正。

そして、次の0.141u1でついに完全動作状態になります。

私が0.139u3でやったグラフィック修正とAWJ氏の完全サウンドエミュレーションが組み合わされ、ついに100%ゲームが動作するようになりました。完成までわずか11年です 🙂

Haze WIP - The Real Sound of Progress