オフィシャル MAME 0.222 がリリースされました。What's New が自動生成になっているようですが、本来追加しないはずの項目も追加されていてとんでもない量になっているので、もう少し様子をみます。多分訳すと1週間くらいかかりそうw
【7/2更新】What's New日本語訳はこちら。(nw)と書かれている項目は本来 What's New に追加しないという意味ですが、今回は全部そのままになっています。そして、couriersud さんの アナログ回路用 netlist がかなり多いことや、しれっと Aaron Giles タンがいたりして大変興味深い内容になっています。
なお、公式ページの紹介によると、
5 月と 6 月の開発サイクルのとてもエキサイティングな MAME 0.222 のリリースです。ボスコニアンやギャプラスに昔からあったバグや、Seta ハードのパン・ズームエフェクトなどバグ修正もいっぱいです。また、任天堂の液晶ゲーム 2 本、パノラマ画面版のポパイと 2 人プレイのドンキーコング 3 マイクロ Vs. システムもサポートされています。また、写真撮影用にポーズができる首領蜂のレビュー版、台湾マーケット用の Qix とギャルズパニックのアダルト版も追加。
アーケード関係ではその他に280-ZZZAPのオーディオ回路や、キック&ランとキャプテンシルバーのプロテクトマイコンエミュレーションが実装されました。
GRiD Compass シリーズはクラムシェルフォームファクタの最初の強化コンピュータと思われます。1980 年代に NASA のスペースシャトルミッションで使われたことで有名です。初期モデルの Compass 1101 が MAME で動作します。 Tandy Color Computer ドライバもこのリリースで大幅改善しています。 Acorn BBC シリーズドライバは Solidisk ファイルシステムの ROM をサポートしました。CP/M コンピュータなどでの IMD フロッピーイメージがサポートされ、HFE ディスクイメージにあった致命的なバグも修正されています。ソフトウェアリストには SGI MIPS ワークステーション用の CD コレクションが追加されました。
今月は Apple II エミュレーションの更新もあります。アクセラレータのサポート、新しい IWM フロッピーコントローラコア、CFFA2 で 2 枚のメモリカード同時使用のサポートなど。いつものように、教育用タイトルなどで最新のオリジナルソフトダンプの追加と、クラック版をソフトリストから整理しています。
最後に、メモリシステムの最適化ですべてのエミュレーションシステムでパフォーマンス改善、chdman ツールでパスに非 ASCII 文字が使用可能、 jetutil のサポートデバイス増加などの改良も行われています。
更新内容は whatsnew.txt ファイルを参照してください。64-bit Windows バイナリパッケージはダウンロードページからどうぞ。