MAME 0.271出た

オフィシャルMAME 0.271が出ています。

10月も終わりということで、MAME 0.271 の季節ですね。今月はギャンブル系エミュレーションの月だったようで、Excellent System製の「Miracle Seven」や「Fever 13」などがプレイ可能になりました。また、IGS製ゲームがさらに吸い出されましてエミュレートされています。麻雀ゲームだけでなく、「頭地主」系のカードゲームも数種類来ています。IGS についていえば、「麻雀旋風」が完全プレイ可能になりました。このゲームは、IGS 麻雀ゲームのパクリっぽく見えますが、実は独自のゲームコードで完全に別なハードウェアで動作するという面白いものです。

今回、NEC PC-98 エミュレーションの問題がかなり修正されています。ほとんどがグラフィック系のもので、ソフトリスト数十本が動作可能に昇格しています。次に、Research Machines LINK 480Z というイギリス製 8 ビットコンピュータが正しくエミュレートされ、ROM からの BASIC 起動、フロッピーやネットワークファイルサーバからの CP/M 起動ができたものです。さらに、最古級の統合 CPU、Intel 4004 で動作する最近作られたシステム Dmitry Grinberg Linux/4004 をサポートしました。これは SD カードから Linux を実行できるようにしてあります。これを使うのはまさに忍耐の訓練といえます。

いつものように、今回のリリースの内容を語るには全然時間が足りないのですが、例えば、ナムコシステム23 エミュレーションの大幅な改善、大量のチェスコンピュータ、日本製テレビゲームの追加、Thomson コンピュータのエミュレート進捗、Apple と Sinclair のソフトリストの大幅追加などもあります。

今月の変更内容のすべては、whatsnew.txt ファイルで確認できます。また、いつものようにダウンロードページからソースコードと 64ビット Windows バイナリパッケージを入手できます。

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