MAME 0.259出た

オフィシャルMAME 0.259がでました。取り急ぎ版のリリースノートです。

MAME 0.259 のリリースが9月末に間に合いました。いつもながら、エキサイティングな内容が満載です。Namco System 12 ゲームで CDXA ボードや CD-ROM ストレージを使ったタイトル、「トラック狂走曲」と面白いけどコケた「ウンジャマ・ラミーNOW!」のサポートを待ってた方に朗報です。これらのサポート作業で、SH-2 CPU の異なるオンボード機器との組み合わせたシステムのサポートがしやすくなりました。さらに今月は Konami LCD ゲーム、Bandai 製 2 人プレイテーブルトップ U-Boat ゲーム、dgPix ハードのアーケードゲーム 3 本が追加されています。

これらとは全く別の方面では、MAME での VME ベースシステムが大幅にオーバーホールされました。バックプレーン、及びカードのシステムがより正確に再現されています。カードについていえば、ZXBUS ストレージインタフェースカードが拡張 ZX Spectrum 派生版に適切なスロットとしてエミュレートされました。その他のカード関係のネタとして、PC のビデオカードの作業が継続中で、Mega Touch XL 6000 のグラフィックの修正が行われています。さらに、こんな話をしている間に X68000 の不具合も修正されてきました。

Macintosh Quadra システムで、ビルトインイーサネットの実装が始まっています。MC68040 ベース Mac のオンボードビデオエミュレーション系バグも修正されました。さらに Apple の話題では、Apple III の動作速度が以前より現実的になっています。また、PowerMac ファミリーの第一世代でも進展が見られています。

MAME でハードセクターフロッピーフォーマットをサポートしました。これは巨大な 8 インチドライブの時代のことで、TD0 フォーマットのディスクイメージ処理にあった問題が修正されています。さらに、フロッピー関連では、Commodore 64 のカセットポートに取り付けられた、評判の悪い TIB Disc Drive DD-001 がエミュレートされました。最後に、CPS-2 ゲーム好きの方は、開発システムにあったと見られるデバッグ用の DIP スイッチを触れるようになっています。

もちろん、今回のリリースであったことはまだまだたくさんあるので、whatsnew.txt ファイルで確認しましょう。ソースコードと64ビット Windows バイナリはダウンロードページから入手できます。

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